ドリル:冬休みの宿題にかかる時間は?

冬休みの宿題にかかる時間は?

フェルミ推定の練習問題として、学校の冬休みの宿題にかかる時間を見積もってみましょう。

そもそもフェルミ推定って何?という方は以下の記事もご覧いただけたら嬉しいです。

目次

式の構築

宿題の内容は学校ごとに全く異なるため、例として以下の宿題を片付ける時間を見積もってみます。

  • 国語の読書感想文
  • 算数・数学の問題集

当然、全ての宿題にかかる時間は、二つの宿題にかかる時間の合計になります。

[宿題にかかる時間]=[読書感想文にかかる時間]+[問題集にかかる時間]

読書感想文にかかる時間は、例えば次のように分解できます。

[読書感想文にかかる時間]=[課題図書を本屋で買って帰る時間]+[読書にかかる時間]+[感想文を書く時間]

一方、問題集にかかる時間は、以下のように分解できるでしょう。

[問題集にかかる時間]=[問題集のページ数]×[問題集1ページの回答にかかる時間]

見積もりの計算

今回は架空の問題なので、各変数の値も一例を想像で決めてみました。

変数値の例
課題図書を本屋で買って帰る時間2時間
読書にかかる時間3時間
感想文を書く時間3時間
問題集のページ数10ページ
問題集1ページの回答にかかる時間30分/ページ

作成した見積もり式にこれらの値を代入すると、合計の時間は以下のようになります。

[宿題にかかる時間]≒2時間+3時間+3時間+10ページ×30分/ページ=13時間

宿題は授業何日分?

13時間と言われても、どれくらい大変かわかりにくいのではないでしょうか。学校の授業の何日分になるかを考えてみましょう。

学校の1日の授業時間は以下のように計算できます。

[学校の1日の授業時間]=[授業1コマの時間]×[1日の授業コマ数]

1コマの時間が50分、1日の平均授業コマ数を5コマと仮定すると、1日の授業時間は250分となります。

13時間分の宿題は学校の授業換算で、13時間÷250分/日≒約3日分になるようです。冬休みであるにも関わらず、実質的には数日登校しているみたいなものですね。

終わりに

お読みいただきありがとうございました。

もしあなたが学生であれば、実際の宿題の内容に合わせて見積もりを試してみるのも面白いですよ。

今後も練習問題を増やしていきたいと思います。

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この記事を書いた人

ITベンチャーでデータ分析、AI開発、システム設計、提案、営業、組織管理、公演、採用などなど多数の役割に従事してきました。

様々な職業や背景の方々と交流するうちに、幅広い分野で問題を解決したり価値を生み出したりするためには、個別の知識だけでなく、汎用的に物事を考える力を伸ばしていく必要があると考えるようになりました。

更に、自分自身の考える力だけでなく、より多くの人々の考える力のトレーニングを応援することで、社会全体を良くしていけるのではないかと考えて、このサイトを作りました。

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